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グラス１杯の赤ワインがもつ、すばらしい威力
シンクレア博士のレスベラトロール実験を世界的に報道した米ニューヨークタイムズ紙は、「レスベラトロールを多く含む赤ワインを多量に摂取するため、フランス人は長生きするのではないか」と示唆しましたが、残念ながら実験でマウスに投与した量はいくら赤ワインを暴飲したからといって体内にとりこめる量ではありません。
第一そんなに飲んだら、健康どころかアル中になってしまいますよね。では私たちはどんな飲食物から“生命活動”によさそうなレスベラトロールを、どの程度とればいいのでしょうか？
この有望な物質は前述したぶどうの皮のほか、ピーナッツにも豊富に含まれています。赤ワインが白ワインよりレスベラトロール含有量に富んでいるのは、その製法過程のちがいによるもので、赤ワインのほうがぶどうの皮との接触が多い方法で製造されるため。
またレスベラトロールは栄養補助剤（サプリメント）からも補給することが可能です。グラス１杯の赤ワインは約640mcgのレスベラトロールを含みます。ピーナッツひと握りでは約73mcgですから、赤ワインがいかにすぐれた含有量かがわかりますね。サプリメントの場合、１日で200〜600mcgの摂取量が目安とされています。
レスベラトロールの特徴と効果