サイトトップ > 人間にも効果を期待できる可能性はあるのか?
人間にも効果を期待できる可能性はあるのか?
寿命が延びても肥満のせいで身体の動きが不自由になってしまっては、意味がありません。研究者たちもこの点のチェックは怠りなく、レスベラトロールを投与されたマウスの運動能力を調べたところ、レスベラトロールを与えられたマウスは成長するにつれ運動力がよくなることが観察されました。
最終的には健康的な食事を与えられたマウスと同じほど活発に運動していたのです。レスベラトロールを人間に投与した実験はありませんが、シンクレア博士たちは「人体に有効な用量の口経薬(飲み薬)があれば、カロリー過剰摂取による肥満ほかの成人病を多くの場合安全に減らすことができ、健康と寿命の面で総合的に貢献できるはずだ」としています。
ここで連想されるのが “フレンチパラドックス”という言葉です。要は、高脂肪・高カロリーの食事を満喫するグルメのフランス人が、なぜ長寿を誇るのか?という意味。同じような食習慣をもつアメリカ人にくらべて、フランス人は心臓病や動脈硬化など深刻な成人病にになる確立が格段に低いのです。
フランス人は「飲むなら赤」が口癖のように、フランスは世界一の赤ワイン消費国。ここらに、長寿の秘密が隠されているのでは?と誰でも考えたくなってしまいます。
レスベラトロールの特徴と効果